映画音楽の想い出


15歳あたりから映画や映画音楽に親しんで来た。
と言ってもビデオなんかない時代。
一年に2回日比谷の映画館に行ければいい方。

「メロディーフェア」「卒業」「ロミオとジュリエット」「マイフェアレディー」は劇場でみた。
当時まだ15歳だったオリビアハッセイの豊かなバスト。レナードホワイティングに嫉妬を感じた若き日。トレーシーハイドの可憐さトロッコで走り去るシーンでのパンチラ
そんなところばかり憶えているのも若気のいたりということにしておく。

そして教会のガラス越しにダスティンが叫ぶあの有名なシーン。キャサリンロスは美人ではないが初々しさがたまらなかった。マイフェアレディーでは初めてのミュージカルに衝撃を受けた。


思春期に観た映画は特別だ。




そのあとは映画を見に行く代償に映画音楽にのめり込んだ。
こづかいを奮発して当時ソニーから発売していたLP10枚組の「映画音楽大全」という高価なセットを買い擦り切れるまで聴きこんだ。



憶えている範囲でちょっと書き出しておく。


男と女 白い恋人たち パペーテの夜明け 大いなる西部 黒いオルフェ

シェルブールの雨傘 踊り明かそう ハイヌーン ムーンリバー トゥナイト

死ぬほど愛して 史上最大の作戦 ひまわり 第3の男 タラのテーマ。

野生のエルザ 禁じられた遊び エデンの東 トゥラブアゲイン

慕情 太陽がいっぱい 引き潮・・・・・



なんと、ぜんぶで100曲あったはずなのに思い出せるのはこれ位?(泣)


好きな曲の映画はほとんど後追いでビデオで観たと思う。



この頃の映画はテーマ曲とセットだ。例えば「ひまわり」はヘンリーマンシー二のあの胸をかきむしられるような切ない楽曲抜きには考えられない。
こういう傾向は
もしかしたら今年80になるジョン ウイリアムスが最後なのかもしれない。




時は流れ80年代。「未知との遭遇」「ET」「ジョ―ズ」「レイダース」「スーパーマン
これらもジョンウイリアムスの音楽抜きでは語れない。

特に好きなのは「スーパーマン」のテーマ。
今は亡きクリフトファーリ―プと片思いの同僚演じるマーゴットキダ―が手をつないでニューヨークの夜空を飛ぶなんともロマンチックなデートのシーンは忘れられない。



今でこそ
人間が空を飛ぶシーンは珍しくなくなったが当時は
「どやって撮ってるんだ」と不思議で仕方なかった。ワイヤーも見えないし
吊っている不自然さも感じない。






リ―プの端正な品のある顔立ちとマッチョな肉体のミスマッチ1
惜しまれる俳優だ。

これも読めない。百均のルーペが手放せない。^0^