再び布施弁天

きのう前回の絵が納得いかず、しかもお気に入りのスポットになったのでもう一度行く事にした。
空模様と体調と相談しながら、行くなら

「今でしょ」


ところで


いつも出掛けるのが億劫になる原因のひとつがエレベーター。

途中の階で誰も乗ってこないといいなと思う。

大抵はお互い「こんにちは」

出る時は「失礼します」「お先に」
夜だったら「おやすみなさい」



しかし、不機嫌そうな顔で乗ってこられるとこちらも嫌な気分。

黙っている人もいる。黙って乗って来て黙って下りる。

そういう雰囲気を振りまいている人にも「こんにちは」と言おうか止めとくか、そんな葛藤が面倒で嫌なのだ。

若い男性はまず挨拶はない。中学生や高校生も。

なので、こちらも止めておく。ようするに心が狭いのだ。^0^
返事を期待なんかしないで何も考えず「ちわーっす」とか言っとけばいいのに。






立ち位置も結構気を使う。


うちより上階の人と一緒になる時はさりげなくドア近くに、先に下りるであろう人と一緒なら一歩下ってその人が降りやすいようにする。

若い女の人と一緒の時はなるべくその人の前に立つ。考えすぎだが後ろに立つと「変な」用心をされそうで嫌なのだ。^0^




後から乗って来そうな人がいるとき、ドアを開けて待っているべきか、先に行ってしまうかも悩む。

「ぁ、お先にどうぞ行ってください」とことわってくれる人もいるが。

数人で黙りこくって階数表示をみつめる数秒間の沈黙も息がつまる。


一戸建てならこんなことはなかったのにな。


新聞ひとつ取りにいくのにも生ゴミを出しに行くだけなのに髪を直したり、寝起きの顔を直したり^0^
たかがエレベーターだが必要以上に緊張してしまう。同乗の人が両手に荷物だったりする時は
「何階ですか?」ときいて替わりにボタンを押す事も心がける。たかかエレベーターだけれどあの狭い空間はけっこうストレスの原因だ。





そんなこんなハードル?をクリアして車を出した。
おおげさ!^0^;









今にも降り出しそうな空。風が木々の枝や葉を大きく揺らしていた。


車を駐車場に停めてリアハッチをはね上げて屋根代わりにし、その下に折りたたみ椅子を出して座る。

幸い平日の駐車場はガラガラで人の目を気にしなくていい。


描く時の私の悪い癖は筆圧が強くワンストロークが長い。

だから、初めの大まかなカタチを取る時はいいが最後までそんな調子だから繊細なところがいつもおろそかになってしまう。豚毛の筆でガシガシとやる油絵の時の癖なのかもしれない。

持ち帰ってあらためて見ると「あれ、ここんとこどうなっていたんだっけ」と書き込みの足りなさを反省する、


今回は細部にこだわってゆっくり、丁寧に描いてみようと思っていた。


描いてみると前回描いた時に気がつかなかった物が見えてきた。バランスとかプロポ―ションの狂いもあった。
石積みの段差も良く見るとひとつひとつカタチがちがう。これだな。これからの課題は。と思う。



時間に余裕があったのでそのあとあちこち回って見たが、これはというスポットが見つからず帰宅。