目を大切に

ベランダの温度計は16度。
北風が寒い。
例年なら24度だというのに・・・




昨日は少し熱っぽい。軽く頭痛。
風邪をひきそ。・・・




知り合いの、後期高齢者の男性
新聞を読む時に急に恐い顔になっている。眉間に深い皺を寄せ
親の敵を見るような・・・
何か、不愉快な記事があったか、
それとも今日は機嫌が悪いのか


後日、その人は私達に白内障緑内障を併発している事を明かした。


片目はほとんど見えないという。
もう片方も右半分しか視野がない。
だから、階段の上り下りが怖いという。運転も出来ない。読書も・・・・・
かける言葉がなかった。


不安だろうな。




それまで見えていたものが見えなくなっていくのは。
恐怖だろうな。





見えないという事は絵が描けないということ。

多分、私なら自死を考える。多分・・・一度くらいは・・・





対岸の火事ではない。



もともと ひどい近視と乱視だ。メガネでギリギリ運転免許をとれる視力を維持している。今度の更新はどうなるか心配だ。




暗い食器戸棚の中の黒いラーメン鉢が見えにくい。漆の椀も・・・

ハンガーは黄色やピンクのやつに決めている。
クリ―ニング店の黒いハンガーは順次捨てている。
なにより箪笥の中で視認しにくい。まったく見えないわけじゃないが目を凝らすのが面倒で、自然に目に入って来るハデハデな色のハンガーが増殖している。





昔、近視が原因で親友を失くしたという人の話をまたぎきで聞いた事がある。






その人は近場は見えるのでたいして困ってはいなかったそうだ。
たまたま、メガネが紛失。

そのまま数カ月過ごした。


中のいい友人が何度も遠くから挨拶したらしい。会釈を何度も。


目が合っているのにその人を無視した形になった。


相手にしてみれば、こっちは会釈しているのに、こっちに気付いているのに無視された。と思うだろう。







何度もそんなことがあり、疎遠になってしまった  そんな寂しい話だった。

表面上は今まで通りの付き合いが続けられても、いったん離れた相手の心は戻っては来ないかもしれない。

いつの日か、あの時は実は・・・と説明することが許される日が来ればいいが





なるべくテレビ つまり液晶画面は見ない。パソコンに向かうのも必要最低限に抑える。
遠近両用のめがねを使っている。

本を読むとき、運転する時など状況によって鼻受けの位置を切り替えてレンズの位置を替えるという構造。

しかし、それすら煩わしい。今、読書モードなのか運転モードなのか忘れるから、何度も切り替えてより見やすい方にしなければならん。すこしぼけているがまあいいか。
でも、切り替えたらはっきりした。
なんだモードが違っていたんか

とかは日常茶飯事。



煩わしいことこの上なし。




せっせとブルーベリーのサプリを飲む毎日ではある。^0^




疲れはてて