めがね橋を描く

これまで何度も繰り返し描いてきた
坂川に懸るめがね橋。


なんでも千葉県でも最古のレンガ橋らしい。
橋であると同時に川の増水時には板を落として氾濫を防ぐ水門の役割もあったらしい。


らしいというのは勝手な推測で
それは、描いていて,
橋げたの両側に縦溝がある事に気がついたからだ。




貴重な建築物である。
あるはずなんだが
特に大事にされている様子もない。
高さが足りないので鉄やコンクリで蓋をしたようにかさ増しし
その上に道路を通した。
上を通るだけだと、ただのコンクリの道であり欄干から身を乗り出して覗きこまない限りその存在は全くわからない。
「この下めがね橋あり」くらいの案内があってもいいのにナア・・・^0^


「めがね橋」という大きな手書きの看板が立てられたのはごく最近。
説明板もない。めがね橋という名前さえ昔はなかったと記憶する。

本当にひっそりと
そこにある。




「ここにいるんですけど・・・」とでも言いたげに。






そしていつもの妄想。









水質も随分改善されたことだし

できれば橋の両側の護岸を整備して水面までスロープをつけ散策したり橋をまじかで観たり座って休めるようなくつろぎの場にしてほしいなあ。
休み処があればなおよし。^0^
願わくば川面にうつる影とセットになって、本当のめがね橋になってほしい。








描くにあたっては構図に苦心した。
狭い範囲なので遠近感が出しにくい。
でも橋を中心にしたかったので苦肉の策で手前の水面を近景として広くとってバランスをとったつもり。
上の無粋な構造物はこのさいカット。これが絵のありがたいところ。^0^
何度も色を重ねたから予想より暗い感じになってしまったが、まあこれはこれでいい事にした。