今日の一枚。

柏のそごうは1973年のオープン。
三角の窓が並ぶデザインは当時は斬新だった。
まるで近未来のビルのようだった。当時としては日本初というひがしぐちダブルデッキも同時に造られて、駅改札からそのまま2階にアクセス出来た。


その後、西口に高島屋がオープン。丸井と共に商業激戦地となった。
今はスカイプラザを残して半分がビックカメラとなっている。
屋上にはお約束の回転式レストランがまるで着陸した円盤のよう。、面白い眺めだ。





駅から歩いて5分とかからないところにあるのが通称一小通り。
高島屋の裏から第一小学校までの細い路地だ。昭和な香りが漂う。
昔からの居酒屋 魚屋 不動産屋 衣料品店ひっそりと軒を連ねている。私の好きな場所だ。

数十年前はもっとたくさんの店があって、いかがわしい雰囲気を漂わせ学生だった私も夜は足を踏み入れるのが怖かった。




ここから見上げるスカイプラザは まるで城下町を見下ろすお城のように映る。


実は来月、ある方の仲介でそごうとビックカメラを結ぶ連絡通路に私の絵を並べる事になっている。
画廊ではない。長い廊下にずらっと並べるだけ。



先日下見に行ったらテーブルを囲んで中学生がたむろしてゲームしたり、買い物客がベンチで休んでいた。通路の片側を塞いで壁面にしているからやや暗い感じ。日曜なのに人影はまばら。大丈夫かそごう。

壁がなければ反対側の高島屋が見えるはずだがはて、そごうの密かな意図が感じられる。
なんともマッタリ?した空間だった。


 せっかくなのでそごうを入れた風景画も入れよう。
ということで一日で仕上げた。



写真から一日かけて描いた。

近いうち、ここも無くなってしまうのだろうか。私は下戸であまり縁のないところだが心の中でエールを送る。