出会い

今日は午後、作品の額装に費やした。
写真用のB3とB4フレーム。
縦横比が紙と合わず、ちょっとマットの周囲のバランスは悪いが、本格的なデッサン額だと高くつくのでこれで済ませることにした。

油絵なら落としたり多少濡れても大丈夫だし、額の代わりにキャンバスのまわりにテープを貼ってなんとかさまになるが水彩はそうもいかない。落とさないように、ガラスに指紋がつかないようにとか結構気をつかう。もっと安くて簡便な額はないだろうかといつも思う。


この段階で、まだ、何点出すか決まっていない。
20点もあれば個展として体裁が取れると思うが、うーん
もういちど会場にいって下見をするべきか
迷う。


なにしろ寒い (^O^)





今日は午前中、約束だったスケッチ会のサークルに顔を出した。
講師という肩書き。似合わねえ!と思いつつ。^0^
10も20も年上の人に「せんせい」と呼ばれ
もう、隠れたくなる。(*´д`*)


会場は車で30分ほどの市民センター。
借りているのは普通の会議室。
長づくえと椅子がたくさん並んでいる。
今日は10人程の参加だったホントはあと4人ほど見える予定だったらしい。。

一線から退いて何年経つのかはわからないけれど
穏やかで、趣味の世界を謳歌しているような空気が漂う。
仲良しだけれど、お互い余計な干渉はしないそういう大人の配慮。

おひとり今日が初参加という女性もいた。
一通り挨拶が終わり、机を四個くっつけて持ち寄った花(シクラメンとちゅーりっぷ)をセット。
それぞれスケッチブックをバッグから
出して鉛筆デッサン。
かなり描ける人、なかなか形がとれなくて苦労している人。
いろいろだ。特にシクラメンは難しい。
画材はそれぞれ工夫していろいろな種類が。
中には かなり高価な筆やペンを持っている人も。


あんなに、賑やかだったのに描き始まると、水を打ったようになる。
皆さん真剣だ。
真剣なのだ。


うまく描けるようになりたい。
そんな熱い思いが伝わってくる。しかし


どのタイミングで、どんな言葉をかければいいかが難しい。
同じアドバイスでも、タイミング次第で受け取り方が違うであろう。


こだわっているところで、関係のない言葉をかけると意味がなくなるような気がする。それに、公平に声をかけたいと思う。

今日はデッサンだけで終わるかと思っていると
着彩して完成までこぎつけた。
なかなか、いいペース。これが水彩のいいところ。

シクラメンの花はどんな色なんでしょうか」というような
面食らう質問。
思わず
「うーん  マゼンタ・・・・・・・・・・ですかねえ」





最後、黒板の前に作品を並べて簡単な講評タイム。
一つ一つ感想を述べた。
初日はなんとかうまくやれたかな。
10時から始まり12時半ぐらい。
あっという間だった。


次回は風景のスケッチだそうだ。
天気がいいと良いのだが。

少し疲れたが楽しい時間だった。先の事はわからないがこれも何かの縁。
新しい出会い、大切にしたいと思う。