昔々のお話です
3方を道に囲まれた小さな緑地。
車だと、それと気付かないで通り過ぎてしまいます。
窪地になっているので外からは分からないのですが
訪れてみると小さな池があって、水が「湧いて」いるのです。
そばにこんな銅像があります。この少年何をしているのでしょうか。
ここは「子和清水」と呼ばれているいわれのあるスポットなのです。
日本昔ばなし風に・・・
そのむかし、この近くに酒好きの老人が住んでおったそうなぁ・・・
その日の米にも事欠く、貧しい暮らし向きなのに、なぜか、外から帰って来るときは酔っ払っていい気分。
息子は不思議に思って、ある日父の後をそっとつけてみたぁ。
すると、こんこんと湧き出る泉を手ですくっては、さもうまそうに「ああ、うまい酒だ」と言ってのんでおってそうなぁ。
父が去った後、息子が飲んで見るとただの水だったそうなぁ
のちにこの話を聞いた村人が「親は古酒、子は清水」と言うようになったそうなぁ
・・・という不思議な伝説です。老人は実は仙人だったのかな?
どうやら、一茶も立ち寄って一句詠んだようです。
昭和30年代までは本当に水が湧き出ていて、農家の人などが大根などを洗いに来ていたそうです。その後、急速な開発が進んで水は枯渇してしまいました。今年になってポンプを使っての復元となったのだそうです。ベンチも置いてありますが、買い物帰りにひと休み、という場所でないのが残念。
こういう伝説をたどって回るのも面白いかもしれませんねえ。^0^