「道」 を見ました

大好きな映画のひとつ。
多くを語る必要はないですね。



旅芸人のザンパノ(アンソニー・クイン)。胸の筋肉で鎖を切る芸は彼のたったひとつの飯のタネ。
「心臓の弱い人は見ないほうがいいですぞ」

ビミョーな芸ですが・・・

「ザンパノ、あなたと一緒にいられるのはあたしぐらいのものよ」
年齢がよくわからないジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)。40ぐらいに見える時があれば、10代の初々しい少女に見えることも。不思議な女優です。

ラストシーン。
失ったものの大切さにやっと気がついたザンパノ。
夜の海で男泣きです。
今更かぁ。

1954年  イタリア映画 



一緒に借りてきたのが「阿弥陀堂だより
風景の美しさはまるで美術館にいるようです。
「生きる事」「死んでゆくということ」「老いるということ」「命」・・・
まるでページをめくるように淡々と移り変わるシーン。
先日、北林谷榮さんが亡くなりました。

ご冥福をお祈りします。