いけてるぞ。宇宙人ジョーンズ

ゆうべ、なにげにテレビで「逃亡者」を見ました。これで3回目かな?
1993年製作だからもう16年も前の作品。
妻殺しの汚名をはらすべく命がけで犯人に迫る医師キンブル(ハリソン・フォード)と、彼の不可解な行動に疑問を抱きながらも追跡の手をゆるめない連邦捜査官(トミー・リー・ジョーンズ)のスリリングなかけひき。
 執拗な追跡をかわしながらも、横転した護送車から瀕死の警官を救ったり、病院で誤診された少年の命を救ったり、電車で撃たれた警官の安否を確認したり、医師としてヒューマニティーあふれるハリソンフォードの行動は感動ものです。

 でもそれ以上にトミー・リー・ジョーンズ扮する捜査官ジェラートが人間臭くていいんです。事件の真相に気がついた彼が「おまえが犯人でないことは知っている。俺がおまえを撃つと思うか。出てくるんだキンブル!」ラスト、そう呼びかけるシーンは何度見ても心が熱くなります。決してハンサムではないけれど、存在感のあるしぶい俳優ですね。

 ただ、どうしてもわからないことがひとつ。病院で逃げるキンバリに保安官が発砲するんです。防弾ガラスで命びろいするんですが、なぜあそこで殺そうしたのかなあ・・・。謎だ。