ひさびさに映画館で見てきました。

宇宙戦艦ヤマト・復活編」。
 感想は・・・「がちょーん」(古い!!)です。
 「はあ?」「ええー?」の連続ですよ。(ヤマト発進シーンまでは割とい けてたんですけど。)
  ああ、こんなひどい表現しか思いつかないのが情けない。
 なんのメッセージも伝わってきません。戦争賛美、生命軽視
 そんな印象だけが残ってしまいました。
  例えば、終盤、古代の娘を乗せて地球から脱出した輸送船が、落雷で墜 落します。古代は艦載機で救いに向かいますが、なんと、生存者はその娘 ひとり!しかも艦載機は2人乗り。それはないでしょう。護衛艦隊を指揮 する立場にありながら単独でダミーの太陽に進路を変えてしまったり・・

 「絵的」にはCGはがんばったと思います。360度なめるような動きは 迫力がありました。でも、人物など手描きアニメーション部分は、今の水 準からみてもはっきり言って手抜き。“アナライザー”はどうしてCGに しなかったのかなあ。

 1962年の東宝妖星ゴラス」というSF特撮映画を思い出しました。 
 地球衝突軌道にのって迫り来る怪星ゴラス。人類が選択したのは、南極に 巨大なロケットエンジン基地を造り、その推進力で地球の軌道を変え、ゴ ラスをやりすごすという荒唐無稽なプロジェクトだった、という物語。
  各国が利害や対立を超えて協力し、地球を救おうとするストーリーは単 純ではあるけれど、ある意味今日的なテーマを含んでいます。見る人の心 に届くのは案外そんな素朴なメッセージなのではないかという気がしま  す。