ラジオのココロだァ

テレビに疲れると、時々ラジオが恋しくなるもんです。
特に理由はないけど、ウチは昔からカーラジオもTBS。
 通勤していた頃はもっぱら「森本毅郎スタンバイ」と「荒川強啓デイキャッチ」。普段なんとなく聞き流しているニュースを別の切り口から深めてくれるのが「本日のランキング」で、近藤編集長のだみ声のコメントが深いです。時事川柳もなーるほどいいとこついてくるねえと、感心することしきりです。
 毎週土曜日、息子たちをスイミングスクールの送迎していた頃は「パカパカ行進曲」。「馬鹿おとな選手権」が楽しみでした、いや、今でも楽しんでます。笑えます。
「ゆうゆうワイド」の中ではなんといっても「小沢昭一的こころ」。飄々としたなかに男の悲哀が滲んでいますよ。小沢さんのどこか腰の引けた感じの語り口は、やっぱり夕方5時にしみじみ聞きたいコーナーですな。
 「誰かとどこかで」。うーん。あの滑舌、やっぱり聞いていて辛いものがあります。カミさん曰く、「前は永六輔の上から目線が嫌だったけどこの頃は気にならなくなった。」とのこと。遠藤さんが時々さりげなくフォローして・・・優しさが伝わってきます。
 「ストリーム」の小西克哉さんも大好きなパーソナリティーでした。国際ジャーナリストの視点から見た「ニュースさかさ眼鏡」のコーナーが面白かったんですが、いつの間にか「小島慶子キラキラ」に替わっていてびっくりしました。気になって調べてみると番組中の発言に対して某団体から圧力がかかったとか。
 「キラキラ」を初めて聞いたときは、あのマシンガントークに気押されましたが、その小島さんが先日酒井法子初公判のテレビのワイドショーの扱いに触れて、「あんなのおかしい!」と、かなり憤慨していました。
 私でさえ朝から日比谷公園の実況の垂れ流しには(バッカじゃないの)と怒ってテレビのスイッチ切りましたから。いくら視聴率が大事といってもメディアとして他に伝えることはいくらでもあるだろうに。小島さんの発言に溜飲の下がる思いでした。
 もとよりラジオの醍醐味はいろいろな人が出て「本音」で語るおもしろさに尽きます。私はいわゆるヘビーリスナーではありませんが、これからも楽しみにして聞きたいと思います。