おそるべし本の重み

北海道で書店の本棚が倒れ、けが人が出るという事故がありましたね
運び出された本棚は、テレビでみる限りどうやら我が家でも使っている材質の本棚のようです。

一見頑丈そうにみえますが、中身はムク材ではなく木材のチップを圧縮して固めたものです。組み立てはネジで行ないますが、斜交いのかわりになるのは薄いベニヤの背板のみ。横方向からの力や湿気に弱く、一度歪むとネジで締め付けていた木部がくずれるので一気に強度が落ちてしまいます
そうなると、再度同じ部分をネジで締め付けても、もう、同じ強度は得られないのです。

我が家はマンガや雑誌、文庫本がとても多く、同じタイプの本棚が4つあります。重い雑誌は下段、軽い本は上段というように置いていますが一段にコミックをギッシリ並んでいる所はしなっています(汗)

事故のあった店では12個の本棚をつないでひとつのユニットとし、それが4列並んであったようですが、天井まで届いていたと言うことは一段目に相当の負荷がかかって不安定な状態だったと思われます。なぜいきなり倒れてきたのかはわかりませんが、
 いくらネジで補強したとしても棚の材質そのものが弱いので過信は禁物です。他山の石としたいです。