歌は世につれ・・・・
世の中、卒業シーズンなのだろうか。
卒業式といえば、やはり小学校の卒業を思い出す。
5年間を過ごした学校を去るのは悲しかった。
「蛍の光」「仰げば尊し」の時代だ。
それともう一つ、題名は忘れたが
「さらば、さらば、わが友,しばしの別れぞ今は・・・・・・・・身は離れ行くとも心はひとつ、いつの日にかまた逢い見ん、先ゆかせ我が友」
という歌をなんども練習した事を思い出す。ドイツ行進曲のような勇ましい歌。
待てよ。この歌に送られて拍手と共に退場したのを思い出した。
「先行かせだから」これは送別の歌か。はは。いろんな歌を練習したから在校生の歌とごっちゃになっている。
「わが師の恩なんて」
あの頃はどんな気持ちで歌っていたのか。今だったらそうとう抵抗感あり。
「いととし」ってなんだか今だ分らない。
でも、友達と別れるのが悲しく、ボロボロ泣いた後うつむいて体育館を出たのははっきり覚えている。
中学の入学式までの長い春休み
放心して毎日想い出に浸っていたっけ。ユーミンの、かの曲のように。
中学は憶えていない。
どんな歌だったかも忘れた。
もちろん高校など憶えているはずもない。
卒業式にちゃんと出たのかさえ怪しい。^0^
いわんや大学など。
その後仕事柄いろんな卒業ソングに出会った。
中でも一番好きなのは、これまた題名はド忘れしたが
♪ 花のいろ〜 雲のかげ〜
で始まるあの歌。
♪いざさらば〜 さらばセンセイ
いざさらば〜 さらば友よ〜で私は毎年感きわまる。
その後特別支援学校に転勤して初めて聞いたのが 「初めの一歩」という歌。これも泣けて仕方なかった。車いすの卒業生に 〝はじめのいっぽ〟 と歌いかけることが切なくて。
今このCDを聴いていて一番好きなのは「旅立ちの日に」。
14年前の歌らしいが私には十分新曲だ。^0^
たしか荒れた学校の再生を願って校長先生が作詩した歌だったときく。
♪白い光の中に 山なみは萌えて
遥かな空のはてまでも君は飛び立つ。で始まる。
2番。
♪懐かしい友の声 ふとよみがえる
意味もない いさかいに泣いたあの時
心かよったうれしさに 抱き合った日よ
この歌詞がいい。永い間、現場で生徒とふれあってきた先生ならではの感情が入っているような気がする。
もう、卒業式に出る事はない。
もし、出るとしたら孫の卒園式くらいか
いや、孫が出来るかなんてわからないが^0^
でも
♪いーつーのーこーとーだーかー 想い出してごーらん
あんなーこーとー こんな事ー あったーでしょうー・・・・・・・
なんて歌われたら120%泣いてしまうのだが。
削除されるでしょうけどよかったら聴いてみてほしい。