今日の一枚。
100円ショップで買った造花のバラ。
ニセモノではあるがあまり気にならない。
繰返し描くのには安上がり(笑)
バラを描く事の醍醐味はなんといってもその立体感と花弁の重なる様だ。
でも、プラスチックの茎や葉の造作はなんともお粗末で興ざめしてしまう。造花にもピンからキリまでありそうだ。
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あるところで「写真から絵を描く」
という事についての記事を読ませていただいた。
私も以前は写真から描く事に大変抵抗があり必要最低限にするよう心掛けてきた。
なぜなら写真には発見がないから。
見る角度をいかに変えても写真から得られる情報は変わらない。
それに現場で仕上げるということに対するこだわりもあった。
でも、今はそういうこだわりはない。
人間が図々しくなったせいだろうか
「別にいいじゃん」
大切なのは描く事。
描き続ける事。
筆をとる事。
もちろん
行った事もない所や旅行雑誌の写真やパンフレットからなんてムリだけれど
その場に行って、自分の目で見た風景で、その風景に感動出来たなら
写真に撮って家で仕上げるのもアリだ。
はっと息をのむような風景に出合った時、私はそこで思いっきり深呼吸する。
その場の空気をお腹いっぱい吸い込むことにしている。まあ自己暗示のようなものだけど。
そして、その場で何が美しいと感じたのか、自分なりに考え確認する。
木の枝ぶりなのか、白壁に美しさなのか、透明な水なのか水草のリズミカルな生える様なのかと・・・・
私のカメラは広角なので、どうしても遠近が強調される。
そのまま描くと不自然になるから、その辺は紙の上で「補正」しなければならないが・・・。
とにかくその場のスケール感を感じ取ることが大切だと思う。
撮ったら家ですぐ描き始める。
感動が薄まる前に。
そして、描き過ぎないこと。
絵が「もういいよ」といったならそこでやめる。登山と同じ、止める勇気も大切と思う。
描くために残された時間がそう長くはないだろう。
あと、10年かもっとか・・・
肉親の介護などが入れば先行きは全く不透明だ。
わからないけれど
だから、今は描く事を最優先したい。