優先順位

アメリカの誇る次期戦闘機F35。そのまま映画に出て来そうな最新鋭機。

最高速度マッハ1.6
ステルス機能装備
核兵器搭載可能
空母あるいは最寄り基地から発進。
レーダー網をかいくぐり敵の制空域奥まで侵入。
戦略拠点に爆撃を加え敵の戦意をそぐ先制攻撃に最も有効・・・・だそうです。


お値段、一機約100億。
これを政府は近い将来42機!採用すると決定しました。
似たような性能でEUには「ユーロファイター」という安い戦闘機もありますが、日本は昔からアメリカには義理堅いので高い機種を買います。もちろん値引き交渉なんてするわけがない。でも、このF35はまだ市販されておらずまだ実験段階。安全確認も出来ていない飛行機を実機を見もせず42機も買っちゃうという・・・・・常人には全く理解不能
空母を持たない日本がこれをどこでどう使うのか。まあ、想像はつきますが・・・。


お隣の家に「うちは機関銃を42個も買ったぞ」と言われて「ああそうですか」と平然としていられる人はいません。挨拶する気も失せるでしょう。
まして、貧しい家庭で誰かが大きな病気にかかって入院でもすれば、車の買い替えなどは後回しにして治療費、入院費の工面に走るのがあたりまえ。

仮に一機買うのを止めれば議員削減80人なんて面倒くさいことしなくても58億円浮いてお釣りがくる。

使い途不明の政党助成金だって「ウチは辞退する」と言ってくれればそれだけで320億円浮くのです。





「日本は一つ」なんていってるのは一部のメディアだけで、為政者たちはそんなこと露ほども考えていませんね。


東北の仮設住宅で水道管が凍結して断水した。結露で床がビショビショというニュースをみて愕然とします。ここは沖縄か。いくら仮設といってもこの時期は豪雪にみまわれるのは住んでいれば誰だって知っている。今から断熱工事はないだろう。

新潟など豪雪地方の今年の除雪予算はもう底を尽きそうだという。
家族と家を流され、一人になった被災者の冬はどんなか。
仮設の役場や病院でふんばる人々の思いやいかに。
人生設計を狂わされ生きる気力を失った人。
お金の配分には優先順位があります。
今、どこにいくら使うべきなのか、
「新しい車が欲しい」と駄々をこねている時かと言いたい。


一体どこまで冷たい国だろう。

「文句があるなら付いて来なくけっこう」とつっぱねる維新かぶれ市長。 「日本をリセットする」と威勢はいいがその先は?結局弱い者が馬鹿を見ることになりはしないか。全くの不透明。
中央ではその人気にあやかろうと夜な夜な料亭で新党(旧党)立ち上げの相談を始めるいつもの大年寄り達。

 小国でも豊かでなくても、過日来日したブータンの若き王子は実に堂々としていた。相手の目をしっかり見て自分の言葉で語りかけていた。自分の言葉を持たない野田氏と何と対象的な光景だったか。

一度頭の中にちゃんと脳みそが入っているのか確かめてみたい国会議員。 
が、一つだけ私にははっきり分かる。
彼らほど芸術文化の対極にいる人間はいない。