デパ地下の異空間

 今年、義父が傘寿を迎えるので何か良いプレゼントはないだろうか・・・
娘たちであれこれ考えた末に傘寿にちなんで「傘」はどうかと。

アンブレラでは味気ないので「和傘」にしよう。ということに。

ところで和傘なんてどこで売ってるの????
和傘は木と紙で職人さんが作る。
ならば提灯や扇の親戚?ではないかといういい加減な根拠でやって来ましたここは下町浅草。
わが心のふるさと。


「かみなり食堂」の2階から。
日曜日ということもあって今日も浅草は観光客で賑わっています。やっぱり下町はいい。うんうん。

仲見世は押すな押すなの人ごみです。中国やヨーロッパからの観光客が意外と多い。目ん玉が飛び出るような値段のお土産がないところがいいなあ。うんうん。

武骨な鉄骨と小物屋さんのコントラストがなんともな良い感じです。
おいしそうな団子やアイスクリームのお店、櫛屋さんなど家族経営の小さな店舗がぎっしり並んでいて覗いて歩いていたら1日がかりです。「新宿なんかとはこちとら違うんディっ」てなもんですよ。

「良さげ」な和傘も無事見つかって、
「ちょっと寄りたいところがあるんだけど・・・」
と、かみさんに頼んでしばし別行動。




ある雑誌で読んだことがある、浅草の地下街。

それは松屋デパートの地下から入ります。






改装中の松屋の階段はレトロチック。







地下売り場には惣菜売り場や食堂、お菓子売り場などが並んでいて、呼び込みの声がにぎやかです。そこを抜けて地下鉄銀座線の入口方向に歩いていくと・・・・・









そこには昭和30年代の浅草が息づいています。ベトナム料理店。整体院。CDショップ理容室。立ち食いそば・・・脈絡もなくいろいろな小さい店が。





むきだしのパイプ







地上への階段を上れば、そこはやっぱり真昼の浅草なのでした。









  








今回求めた和傘






もうアートです。