忘れない

昨夜,NHKで「二度と原爆を使ってはいけない 原子爆弾投下を批難した占領軍司令官 アメリカの英雄は長崎で何を見た」という長ーい題名の番組を見ました。
ビクターデルノアという、その司令官は投下後の長崎に入り、予想を超えた惨状をまのあたりにし、被災者の手記を発刊するよう国に働きかけたり、二度と原爆は使ってはならないという声明文を出したりした。番組では長崎で生まれたデルノアの娘さんが夫と来日し、父親が長崎で何を見、何を考えていたのか、その足跡をたどります。



軍人という立場にありながら公に原爆の使用に反対したその勇気を讃えるような内容でした。父を知る地元の写真館の主の話を聴きながら涙する娘。その目や顔を画面一杯に映し出したり切ない音楽が流れたり、ややムードや感情優先の構成には??でしたが。娘さんの思いはよく伝わってきました。ただ、デルノアが帰国後どのような処遇を受けたのかは触れずじまい。



娘さんは当時の写真と父が描いた絵を持って、その場所を探すのですが、例によって面影はまったくといっていいほど長崎の町には残ってはいません。
証言インタビューの中でデルノアが若い頃に解放したというドイツのとある捕虜収容所の存在が浮かんできます。さすがにもう残っていないだろうとみていると、・・・


あるんです。ドイツはちゃんと戦争の「負の遺跡」を残しているのです。驚きます。







もうすぐ66回目の終戦記念日
ついこないだマッカーサーが厚木に来たばかりなのに。^0^;
日本にとって昭和とは何だったのか。






いろいろ考えさせられる今年の夏です。