今年のふりかえり

長かったような短かったような、何もなかったようないろいろあったような
でも、記憶を丁寧にたどるとそれなりに・・・・


テレビ

ドラマではなんといってもJIN―仁―が筆頭格。見ごたえがありました。最終回はちとがっかりでしたが。
 次いで「サムライハイスクール」。三浦春馬の演じ分けには感服しました。「三匹が斬る」の役所広司に次いでかっこよかったあ!「おぬしの生きざま、口惜しゅうてならん」とか「笑止千万!」とか侍言葉ってなんか秘めた思いがこもっていて良いです。
 あと、「ありふれた奇跡」。あまり話題にはならなかったけど、ああ山田ドラマだなあと。あのとぎれとぎれの会話。つい、引き込まれてしまいます。劇中、左官仕事をしながらかつて鬱病を患っていた加瀬亮がいきなり「アアァ―」と叫ぶシーン。あれ、わかる気がします。仲間由紀恵の芝居はビミョー。
 その他「ライアーゲーム」「東京ドッグス」「坂の上の雲」「顔」「のだめカンタービレ」「小公女」「相棒」などなど・・・

ブラタモリ」好奇心全開。NHKにファンメール送ってしまいましたよ。高低差は深い。
一方、ゴールデンタイムは、どこも低調。なんとかマチャミとかなんとか紳助とか、なんとかサンマとかなんとか問題等々、同じような顔ぶれの芸人のオンパレード。5時間スペシャルなんて考えられない!「なにこれ珍百景」「ダーツの旅」は面白かったけど。
 池上彰さんの「やさしいニュース解説」はありそうでなかったジャンル。難しいことを易しくかみくだくのは実はとても難しいと思います。あと、「衝撃映像100連発」のたぐいのビデオを流してスタジオでわいわい感想言い合うのは興がそがれるのでもうやめましょう。ナレーションだけで十分。
 字幕について。発音が明瞭でない場合、画面下に字幕を入れる配慮は必要だと思いますが、例えば芸人のダジャレまで大きな字で入れる必要があるんでしょうか。
 「コマーシャルのあとすぐ!」の繰り返しで引っ張るのも辟易しました。


    教訓「テレビは面白い、でもスイッチを切る主体性が大切」。

ラジオ


今年の後半は昼間のテレビに飽きてきたのでラジオのTBSを聞きました。
人の話に耳を傾けるというのは楽しいです。安住紳一郎さんのまじめくさったトークが笑えます。小島慶子アナのマシンガントークにもやっと耳が慣れてきました。リスナーの投書には、「そうそう、そうなんだよねえ」。とか「あっはっは あほかいな」とか好き勝手にひとりごと。
 テレビの日曜の時事討論番組をみると評論家やコメンテーターがいろいろ言いますよね。私は江川紹子さんの発言にいつも注目するんですが、どうしても声の大きい人、早口の人の中に埋もれ気味で残念でなりません。
 「この問題についてこの人ならなんて言うだろう」そう思ってラジオを聴くことが多く、自分の意見を深めることができるのもラジオならではです。

 スタジオの様子や出演者の顔など想像するので脳の活性化にもなるかな?
 

政治


50年に及ぶ自民党の「独裁政治」にピリオド。
 大掃除は大変でしょう。今までフタをされて表に出てこなかったいろいろな不正や矛盾や課題があらわになってきました。もう少し長い目で見たいところですが、ガソリン税撤廃くらいは実現してほしかった。
 お金に困ったことがない人が政治に関わるとどうなるのか、そんなことをしみじみ考えさせられた1年でした。

生活

カミさんの帰りが遅い日は息子たちにかつ丼やチャーハンを作った。これがけっこう好評でした。
皿洗い、洗濯物干し 掃除、当たり前のことがすこーし出来るようになってきた。いや、「なりつつある」。
ごみ出しには精を出しました。すっきりして精神衛生上すこぶるよいのです。(笑)
ブログなんてことまで初めました。基本的に「人に見せられる日記」「防備録」かな。パッチワークのようにいろんな事を書き散らして、そこから浮かんで見えてくる自分てどんなだろう。そんな気持ちで書いてます。

 そして―

 十分な医療を受けられず、マラリヤで亡くなっていく子供たち。貧しさから売春宿に売られていく子供たち。クズ鉄を売り雑草を食べて餓えをしのぐ子供たち。内戦で親を殺され銃を持った子供たち。忘れてはならないこの現実。
 「国境なき医師団」に来年もわずかな支援を続けます。私に出来るのはこのくらい。
 先の見えない時代、年金の支給まであと10年。いくらもらえるのかすら分かりません。どうしょうどうしょうと不安だらけの1年でした。
 心の支えになってくれたのは、言わずと知れた家族たち。本当にありがとう!!

 来年は明るい「平ら」な年でありますように・・・